【歴史番組一覧　2018/8/11～8/17】終戦の日に向けてNHKスペシャルが連続放送。原爆開発・投下を決めた科学の闇。力作揃いの予感。

2018年8月10日(土)～8月17日(金)に放送予定の個人的にチェックしている歴史番組を一覧表にまとめています。主にNHK、BSで放送される全国で視聴可能な番組を抽出しています。日本史が中心ですが、興味次第で海を渡る時があります。個人的な備忘録がわりなので、全放送を網羅したものではありません。放送時間やよりくわしい内容は、各サイトにて確認ください。また、変更になる場合もあります。

終戦の日に向けて、NHKスペシャル連続放送

8月15日の終戦記念日に向けて『NHKスペシャル』で太平洋戦争関連ドキュメンタリーが、12日から連続放送される（14日は放送なし）。
放送日時とタイトルは以下の通り。

・8月11日(土)「“祖父”が見た戦場 ～ルソン島の戦い 20万人の最期～」
・8月12日(日)「“駅の子”の闘い ～語り始めた戦争孤児～」
・8月13日(月)「船乗りたちの戦争 ～海に消えた６万人の命～」
・8月15日(水)「ノモンハン 責任なき戦い」

どの番組も力作の予感。
くわしい内容は『NHKスペシャル』サイトで。

引き続き、太平洋戦争関連のドキュメンタリーを紹介する。
NHK-BS1で放送されるのが『BS1スペシャル　“悪魔の兵器”はこうして誕生した～原爆　科学者たちの心の闇』だ。
番組サイトから引用する。

広島・長崎で多くの命を一瞬にして奪った“悪魔の兵器”原爆。開発は第２次大戦中のアメリカで、ノーベル賞受賞者ら１２００人以上のエリート科学者と空前の予算の兵器プロジェクトだった。科学者たちはなぜ原爆開発に参加し大虐殺に突き進んだのか？発掘した証言テープや資料などから浮かび上がったのは、軍や政治家でなく、科学者自身が原爆開発を提案し、積極的に推進し、投下も主張したこと。科学者の深い心の闇、真相は？

まさに科学の闇を暴くドキュメンタリー。個人的には興味大。

BS-TBS『にっぽん！　歴史鑑定』は「終戦～命がけで戦争を終わらせた男たち」を放送。
取り上げられるのは須々木貫太郎首相、阿南惟幾陸相、そして昭和天皇だ。

BSプレミアム『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』が「小野田少尉 帰還～戦後29年ジャングルの中で」を放送する。
子供だったけれど、小野田さんがジャングルを背景に直立不動で挙手の礼をしている写真は忘れられない。年寄りや親から聞いていた戦争の悪夢が、突然よみがえったような心がザワザワした落ち着かない感じを今も思い出す。

戦中から戦後にかけての真実。
Eテレ『先人たちの底力　知恵泉』は「勇気を出して声をあげよう　日系人F・コレマツの戦い」を放送。
F・コレマツは、「太平洋戦争中の日系人強制収容は人種差別だ」と国を訴え戦った人物。「何かおかしいと感じたら、声を上げることを恐れてはいけない」という発言が、トランプ政権下のアメリカで再評価されているという。
ゲストはなんと池上彰。古巣NHKで暴れ回ってもらいたい。

その他の番組

BSプレミアム『映像の世紀プレミアム』の第10集が放送される。
題して「難民　希望への旅路」。
番組サイトから引用する。

戦場カメラマンとして、スペイン内戦で難民となった人々を撮影し続けたロバート・キャパは、実はユダヤ難民だった。ナチスに迫害を受けた、ユダヤ人科学者アインシュタインは、イスラエルの初代大統領に就任を要請されたが、断っている。アラブ人と共生する国家を目指していたからである。ベトナム難民を撮影した「安全への逃避」で世界に衝撃を与えたカメラマン沢田教一。撮影された家族との間に残された美しいエピソードとは…。

ナレーションは山田孝之。彼の硬質な語り口はくせになる。

BS-TBS『諸説あり！』は「神話の国・出雲大社の謎」を放送。
取り上げられる諸説は「古代の出雲大社は高さ50mの超高層神殿だった」「日本の中心は大和ではなく出雲だった」「ヤマタノオロチ伝説は鉄を巡る戦いの記録だった」など。
出雲大社はいいね。

Eテレ『先人たちの底力　知恵泉』は3時間のスペシャル番組『朝まで幕末・明治維新スペシャル』を放送。
例の討論番組風に歴史学者が侃々諤々やるのか、と思ったら、土方歳三、高杉晋作、坂本龍馬の回をまとめた、アンコール放送回でした。

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2018/8/11～8/17放送の歴史番組一覧