【歴史番組一覧　2016/8/28～9/2】オリンピックも終わり通常運行と防災の日の週

木もれびの森（神奈川県相模原市）

ヒストリアが帰ってきた

　メダルラッシュのリオ五輪が熱狂のうちに終わり、NHKも通常運行。一ヶ月ぶりに、『歴史秘話ヒストリア』ほかが帰還した。
　今年４月以降の『ヒストリア』はちょっとなあ、とか書いていたが、なければないでさみしい番組。
　私の場合、あさひさんに会えないというより、kalafinaの歌声である。
　あの声、コーラス、メロディ、ドラマチック！。聴いただけで、歴史番組が始まるぞっ!という気持ちになる。条件反射というやつか。
　ひさしぶりの『ヒストリア』は、日本ではなく中国史。秦の始皇帝である。
　しかも、ヤング『始皇帝』。いかにも『ヒストリア』である。というよりコミック『キングダム』か。
　13歳で王位についた若き日の始皇帝、政のエピソード。
　番組の得意技である。まず鉄板であろう。

　BSプレミアム『英雄たちの選択』も久しぶりの新作。今回は、『南海トラフに挑んだ男　濱口梧陵』。
　タイトルからして防災もの？　しかも９月１日、防災の日放送だ。
　ということで、サイトから引用する。

安政元年（1854年）、幕末日本を安政東海・南海地震が襲った。激しい地震と直後の大津波によって太平洋岸に大きな被害をもたらした。このとき、とっさの機転で村人を救い、私財を投じて、敢然と復興に立ち上がった男がいた。

　この敢然と挑んだ男が、タイトルにある濱口梧陵（ごりょう）。
　この人物のこと、まったく知りませんでした。楽しみ。

真田丸と防災の日

　　関ヶ原目前！　と盛り上がる大河ドラマ『真田丸』。
　　いつも流れにうまくのってくるBS日テレ『片岡愛之助の解明！歴史捜査』は、『真田丸への道』と題して３回連続で真田特集。
　第一回は、『真田の強さの秘密』。まずは小県郡あたりからの順当スタートか。街道シリーズでもちょっとやっていたような気もするが。
　関ヶ原以降の真田一族は、犬伏の別れ、第二次上田合戦、九度山蟄居、大坂の陣夏冬と盛り上がる。しっかり捜査していただきたい。

　BS11『尾上松也の古地図で謎解き！にっぽん探究』は、広重の『名所江戸百景』めぐり。
　このネタ、前にやったことなかったっけ、とサイトを見てみたら、今回のテーマは、安政大地震と広重。
　広重がこの作品に、震災復興する江戸を描いたのでないか、という切り口なのだ。さすが、防災の日の週である。
　今回も、尾上松也兄さんが自ら歩きます。

　江戸ネタではBS-TBS『にっぽん！　歴史鑑定』が、江戸の人々と富士山。富士山信仰である。
　よく取り上げられるネタなので何が出て来るかほとんどわかってしまうが、私は好きである。
　江戸の町と富士山はよく似合うのだ。

　BS朝日『歴史ミステリー　日本の城見聞記』は広島城。太平洋戦争と天守シリーズの再放送（シリーズ名称は私が勝手につけてます）。
　広島城の天守は、原爆で崩壊したのである。名古屋城ほか空襲で焼失した天守も多いが、最も重い背景を背負った天守だと言える。
　これ、本放送の時未見だったので今回は要チェック。

　BS朝日『ミステリアスジャパン』は、秋田のなまはげからやや北上して秋田県から青森県にまたがる三湖の龍神伝説である。
　三湖とは青森県の十和田湖、秋田県の八郎潟、田沢湖。
　湖畔にたたずんでいるだけで神妙な雰囲気になってくる十和田、田沢は龍神のイメージとぴったりだが八郎潟は？だ。
　今はすっかり干拓されて見渡す限りの水田で、そんな雰囲気はまるでない。
　だが、かつては日本で２番目の湖。
　そして、人間から龍になり十和田湖の主となった「八郎太郎」が、高僧との戦いに敗れ十和田湖を追われた後、龍神が新たなすみかにしたのが八郎潟だという伝説があるらしい。
　これは知らなかった。これも要チェックである。

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2016/8/28～9/2 歴史番組一覧