【歴史番組一覧　2017/7/22～2017/7/28】開局10周年”直前”番組と日本一わかりやすい「応仁の乱」を宣言した『英雄たちの選択』に注目。

10周年"直前"番組と一番わかりやすい"応仁の乱"

　不定期放送の歴史クイズ番組、BS11『高橋英樹のクイズ!なるほど歴史館』の新作が放送される。
　「開局10周年直前スペシャル」と銘打って、タイトルは「『本能寺の変』の真実&直虎と家康」だが、真田幸村、坂本龍馬も登場する。ビッグネーム＆話題の人物と盛りだくさんで攻める回だ。
　番組紹介サイトから抜粋する。

▼ 織田信長　延暦寺焼き討ちに隠された真実とは？
▼ 桶狭間の戦い　は　○○○だった？
▼ 真田家　城戦術の秘密に迫る！
▼ 知略を極める 真実の真田丸！
▼ 坂本龍馬は世界を見据えた経済人だった！？　などなど

　「10周年直前」というからには、本番はもっとすごいのか。毎週放送になるとか？　それはないか。

　今週、気になったタイトル。
　BSプレミアム『英雄たちの選択』。テーマは人気の応仁の乱なのだが、題して「まさかの応仁の乱! もうどうにも止まらない11年戦争」。
　『歴史秘話ヒストリア』かいっ？　スタッフでも異動したのか。
　番組紹介ページが、また『ヒストリア』っぽい。引用する。

いまブームの応仁の乱！興味はあるが、ややこしく難しそう…そう思っている方も多いのでは？ベストセラーの著者が登場し、磯田道史と「日本で一番わかりやすい解説」を目指す。キーワードは“自分ファースト”と“まさか”。登場人物たちの、自己中心的な欲望、メンツなど、利害が複雑にからみ合い、まさかの事態を生んでいった乱の実像を、切れ味鋭く分析。“京都が嫌い”なあの人の現場案内も交え、歴史の大転換点を語り尽くす

　そもそも日本史上最もわかりにくい戦いだから、グッとハードルを下げたタイトルにしたようだ。「一番わかりやすい」宣言はインパクト大。
　内容は、がっちり決めてきている印象。ベストセラー『応仁の乱』の著者・呉座勇一もゲスト出演する。『京都ぎらい』の著者・井上章一も来る（秀吉vs家康シリーズにも出てましたね）。楽しみである。

その他の番組

　
　幕末維新ものが3本。

　龍馬没後150年関連で、BS日テレ『片岡愛之助の解明！歴史捜査』が「没後150年坂本龍馬　英雄伝説の真実に迫る!」を放送。
　「英雄伝説」とはざっくりだが、これがHSIの個性。
　番組紹介によると「政奉還の舞台裏!龍馬に思いを託した人物の存在」「龍馬暗殺・薩摩黒幕説を龍馬の手紙から検証」「標的は龍馬ではなかった!?」など。やはり手紙は出てきますね。

　BS11『尾上松也の謎解き歴史ミステリー』は、桜田門外の変。「桜田門外の変 日本を変えた暗殺事件の謎」である。
　警固60人に対し襲撃者、わすか18名、なぜ成功したのか。襲撃者の一人が書き残した手記から、事件の真相に迫る、という切り口。

　先週から新撰組シリーズに突入したNHK総合『先人たちの底力　知恵泉』は土方歳三。題して「新選組・土方歳三　ナンバー2の生き方とは」。
　確かにナンバー2ではあるけれど、存在感がありすぎ、ちょっと一般的じゃない感じもするが、学ぶところはたくさんありそう。
　
　次は江戸時代。
　江戸が得居なBS-TBS『にっぽん！　歴史鑑定』は、先週から引き続いて江戸時代時代がテーマ。
　「偉人たちの江戸グルメ」のタイトルで、鰻、てんぷら、そば、鮨を「江戸のファストフード」としてテーマに取り上げる。

「土用の丑の日」に鮨を食べる風習を流行らせたのは本当に天才発明家、平賀源内だったのか？

　この番組は、こういうオムニバス的小ネタが面白いのだ。これはほめ言葉。

　ブログ公開時には情報が間に合わないことがほとんどのBS-TBS「高島礼子・日本の古都～その絶景に歴史あり」。今回は情報が入りました。うれしい。
　今回のテーマは「戦国歴史ミステリー『清洲会議』秀吉はなぜ天下人になれたのか」。
　現在放送中の歴史番組の中で、最も直球テーマの素直な番組だと思う。これもほめ言葉。

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2017/07/22～05/7/28 歴史番組一覧